玄関の雪吊りもどきの完成と機を一にして
当館ぐるりの雪吊り雪囲いも積雪の時期前に無事終了しました。
プロの庭師さんに頼むのではなく
自前で行うのですが、また関わる人たちも専業でやれるわけではないので
時として数日も間を空けながら。。。
年々暖かいとはいえ、やはり身を切る寒さのする飛騨。
そんな環境での作業を黙々と陣頭指揮していただいた尾上さんは
御年73歳。
とてもとても矍鑠(かくしゃく)とされています。
十年位前までは大工として腕をふるっていた(らしい)尾上さんは
いや何、郷土史にもなかなか精通されていて
先ごろの城跡マイブームなどはこの方に負う所『大』でした。
昔から山歩きもよくされていたみたいです。
例年市場で買ってきては俄支度の正月使用する榊(さかき)も
今年は山へと採りにいこうかと思うのですが
やはりそんな水先案内人がいらしてこその決断。
こんな緩やかにたおやかにスローライフを意識することなく
ごくごく自然に過ごされている先人達のどこまでを
これからの私たちは見倣っていくことができるのでしょうか。