当館に代々伝わる料理として
『宗和流本膳料理』というものがございます。
飛騨が金森藩政から幕府の直轄地“天領”になった頃から
出自したと云われ、300年程の時を経て伝承して参りました。
江戸時代中期頃まで武家公家の饗応料理として重用されていた『本膳料理』と
(本膳料理と禅寺の料理をミックス・セレクト?して)千利休居士が確立された『懐石』
の特長を併せ持つ当地ならではの『本膳料理』です。
日本文化の“ガラパゴス”と云える飛騨だからこそ、なのでしょうが
現在でも慶弔の折の料理や作法に活かされています。
この料理の詳しい説明は後に譲るとして
それに関連して、今、探している本があります。
その名は『宗五大草紙』
室町時代に伊勢平氏によって編纂された史書らしいのですが
そこには由緒正しい家柄ならではの、諸事の由来やしきたりが事細かに書かれているとの事。
当地のおぼつかない『本膳料理』の源流を辿るべく
書籍名までは行き着いたのですが。。。。。
ネットを駆使し、各書店にて検索するも“該当なし”。
挙句の果ては頼みの綱の『国立国会図書館』にまでアクセスしたのですが“情報なし”。
少し手詰まり感になっております。
もし、ご存知の方いらっしゃったら、是非ともご一報下さい。