電脳社会の弱点

先ほど、突如として豪雨とともに雷鳴が轟きました。
そして間もなく『暗転』。

久し振りの“停電”でした。
当館ではバックアップの自家発電があるので
間もなく復旧はしたのですが
当然、このパソコンも含め
毎月十ウン万円というリース料を支払っている
数台のシステムもダウン。

スイッチを押せば再起動はするのですが
初期設定が色々とあるようで
かつその設備メンテの担当のフロント古田君が
遅番で未だ出勤前だったため
かれこれ30分は四苦八苦しました。

初めて知ったのですが
システムと連動している固定電話も通話不能になってしまうんですね。

昨日の茶会の話題でたまたま
大戦当時を小学生(国民学校生)として過ごされた方から
灯火管制やら
警戒警報による頻繁な学校との往復やら
ほぼ毎夜の防空壕への移動による睡眠不足やら
勿論食料不足やら
今ではとても考えられないような不便な生活を
リアリティを持って伺っていたものですから
何だか感じ入ってしまいました。

こんな田舎の小さな宿ですら
ほんの20秒程度の停電で引き起こされる小さなパニック。

“サイバーテロ”なんていうのも途端に現実感のある言葉として
自分の中でもクローズアップされてきます。

便利な世の中になればなるほど
社会の“足腰”は弱くなるものなのですね。


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