昨夜は地元団体の主催による
地球環境問題の講演会へ行って参りました。
講演された方は
NPO法人ネットワーク『地球村』の
代表の高木善之さん。
激動の半生から導かれた“価値観の転換”をベースに
“知らなかった”“知ろうとしなかった”私たちにはとてもショッキングな内容を
時にショック療法のように、時に場を和ませての2時間のトークでした。
何となく知っているようで解っていなかったこと。
1)日本では食料自給率が圧倒的に低いのに、破棄している食料は3000万人分/日
2)車を何気なく走らすことは『500人の供を連れた大名行列』並みのCO2排出
3)食料品で当たり前のように目にしているプラ皿などは他の先進国では皆無
などなど。
私どももグリーン購入ネットワークさんなどに共鳴した取り組みをしてはいたものの。。
『お金<命』『経済<環境』『目先<未来』『便利・快適<子供たち』
を行動指針とするグリーンコンシューマの表面的な意味は理解していたものの
“真”のグリーンコンシューマたり得たのか?
問いかけに対しては恥ずかしながら「Not,yet」と言わざるを得ませんでした。
地球をタイタニック号に例えるならば
物質社会を謳歌し過ぎている日米などは、まだ酒盛りをしている一等船室の上客。
飢餓で一日5万人が亡くなるような途上国は、既に水がついている三等船室。
環境に真摯に取り組み始めているドイツや北欧は、その三等の苦しみと一等の享楽を知る
二等船室。
とても解りやすい比喩でした。
あまり脅迫観念を持ち過ぎても世を儚んでしまうだけですので
これからも気付いたこと、少し無理してやれることを
一歩一歩着実に実行していきたいと思いました。
ずっと田舎に引き篭って情報実感のない私には
目からウロコの講演会でしたが
聴講者が極めて少なかったのにも愕然。。。。
やはり直近が自然豊かに感じられる地方では
まだまだ自分たちの問題だという認識が足りないのでしょうか。。。。