珈琲、紅茶どちらになさいますか?
と聞かれれば必ずミルクティーな私たち。
先日、と或る雑誌の巻末に
服部幸應さんの書かれたエッセイで
『うまい料理の方程式 紅茶の方程式』
というのが掲載されていました。
かの有名なジョエル・ロブション氏が
服部先生の料理学校を訪れた折
“ソレ”を所望され
温めたカップに紅茶を注ぎ、併せて温めたミルクと角砂糖を
準備されたとのこと。
ロブション氏はそれを見て
再度、温めた空のカップと紅茶はポットに入れたまま。
ミルクは室温のままのものと砂糖をオーダーされました。
そして、先ずは温まったカップに砂糖を入れ
室温のミルクを加えて時間を掛けながらゆっくりと溶かし込み
おもむろに熱い紅茶を満たされたそうです。
これをご覧になった服部先生も勉強熱心で
様々な順序、方法で飲み比べをされたそうですが
結果、ロブション流が最も美味しく理に適っていたそうです。
一見、華やかに見える名声や地位も
こういった飽くなき努力や向上心
それを支える理屈理論とその実践検証によって
培われるものだということを垣間見た気がしました。
今はこういう感動した記事をパクることしか出来ませんが
先々にはこのような発意行動が少しでも自然と出来るような
そんな生き方をしたいものです。
そんなことを考えながら、まずは美味しいミルクティーを一服。
皆様も一度お試しあれ。