協同組合飛騨木工連合会主催の『暮らしと家具の祭典』が
世界文化交流センターにて6日まで開催されます。
飛騨の家具を一同に見られるということもあり 毎年とても楽しみなイベントです。
ところで「飛騨の家具」「飛騨高山の家具」が商標登録されていることをご存知でしょうか。飛騨の家具は木と共存し 古の造都に活躍した飛騨の匠から生まれた意匠を
世界へまた未来へ続ける飛騨ブランド。
そして飛騨の家具ブランドを守り ブランドの価値を向上できるように
【自然との共存】【人が作る】【心の豊かさ】【伝統を活かす】【永続性】を盛り込んだ
「飛騨デザイン憲章」に基づき 組合企業によって飛騨地域で生産されたモノであることが
義務付けされているそうです。
自然との共存を考慮し 将来も持続可能なものづくりのあり方を追及する。
人の手の業を尊重し 作り手が喜びと誇りを感じられるものをつくる。
世界の人々に心の豊かさと精神の安らぎを与えるものをつくる。
日本の伝統文化を尊重し 現代と未来の暮らしの中で輝き続けるものを造り
永く使い続けられ 永く作り続けられるデザインをめざす。
家具離れなどといわれている昨今ではありますが
もう一度我が家に据える家具たちを見つめる良い機会になりました。
ちなみに 今回 目を留めたものは キタニさんの北欧家具。
1950年代にデザインされた6名のデザイナー作品を手掛け
本国でも製作されていない希少価値の在る家具を自社工場で生産されていらっしゃいます。
デンマーク以外では世界で唯一 修復・復刻ライセンスを持っているキタニさんの技術は
母国の職人技をしのぐとも言われているそうです。
お気に入りの椅子でゆったり本を読む いつかこんな時間を過ごしてみたいものです。