アバヤの女

7月に久し振りに日本に帰国した友人との懐かしい写真が
先日メールで送られてきました。

学生時代の友人、郡上市白鳥町のみっちゃん宅でジュリちゃんとかれこれ8年ぶりの再会。
懐かしい話に花が咲きました。

ジュリちゃんは 大学教授であるカナダ人のイケメン!?ご主人と結婚して5年。
結婚して早々にご主人の実家であるカナダに移住し 
一男一女に恵まれ 幸せで穏やかな結婚生活を送っていました。

ところが ある日、ご主人に転勤の話が・・・しかも 赴任先はカタール。
子育ての真只中、不安を抱えながらもご主人と一緒に引越しし、はや2年。

面白おかしく カタールの不思議話をしてくれました。

1、お酒を飲んではいけない。
イスラム教に基づき原則禁止です。
ただ、ホテルやバーでは欧州系ビールの飲酒が可能だそうですがかなりお高いそうで 
酒豪のジュリちゃんにとっては我慢我慢の毎日だとか。

2、これには本当にビックリ、住所が無い。
郵便事情は日本とは異なり私書箱制を採用しており、
住所の表記は地区ごとの郵便局の P.O.Box で表記されているそうです。

ということは個々の住宅や企業へ直接配達されず、
郵便物は郵便局に取りに行かなければなりません。

ちなみにタクシー移動の場合は、
私書箱で行き先を指示しても行き先がわからないのは当然で、
目印の建物 や通り名で行き先を指示するのが慣例。

ちなみにご主人の名刺には勤務先の住所として
○○近くの△△の角をまがった××の前というような表示だそうです。
場所がわかっていないとタクシーなどには絶対に乗れないと言っておりました。

3、女性は肌を露出してはいけない。
イスラム教徒の女性が着る衣裳で 足までを覆いかくす長くゆったりしたアバヤを着ます。
たいていは黒ですが、色や刺繍模様などバラエティーに富んだものもあり、
これにヒジャーブという大きなスカーフで頭から首や肩まで隠すのが一般的だとか。

せっかくなので着てみて!!とのリクエストに
快く承知してくれたジュリちゃんでしたが、
はじめて見るこのエキゾチックな衣裳と久し振りのおしゃべりに興奮しすぎたのか 
手元にあるのはこの写真だけ。

顔が見えない・・・
来年、また帰国折には普通の写真も撮ろうと心に誓うのでした。
DSCF2912.JPG


One Comment
  1. SECRET: 0
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    驚くばかりの楽しいお話です^^
    カタールって聞いたことはあるけれど、どこだろうって思いました。

    友人がご主人の赴任についてシリアに行ったときも、カメラを持って街を歩いたらライフルを向けられる、とか、一人では怖くて歩けないとか言っていました。
    私からの手紙はすべて開封されて検閲されていたそうです。

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