昨年秋より架け替え工事を行っておりました当館北東側の歩道橋が
今年の2月 思いもかけない増水で流され
また 一から工事が始まり つい先日新しい「吉城橋」が完成いたしました。
冬の時季には降るはずの無い雪ならぬ雨が降り続き
仮設の足場を流してしまっての不意の事故でした。
(全国区のニュース報道としても流れました。)
「吉城橋」はもともと 人がやっと一人通れるほどの小さい橋で
上下流150メートルにはそれぞれ「増島橋」と「霞橋」が
その後相次いで完成し、撤去との声もあったようですが
近隣住民の強い要望もあり実現の運びとなったものでした。
人のみ(厳密には自転車も通行可)の橋なので
半ばでボーッと佇んでいると
夏などは川風を受けて涼を感じることが出来ますし
古川の古い町並みの中でも穴場的スポットへと続くルートでもあり
「ああ、田舎町に来たなあ」と
とことん実感させてくれそうな雰囲気を持ったエリアでもあります。
本来ならば昨年度末には竣工しているはずのものが
遅れること約3ヶ月。
とは言え、再チャレンジ開始からは僅か4ヶ月という速さ。
(ちなみに流された原橋は工期8ヶ月でした。)
この再建の間、施工業者さんも並大抵でないご苦労をされたことと思いますが
大いに利用し、させていただくことが何よりの慰労となるのでしょうか。
ご宿泊の皆様にも日が沈む川下側でボンヤリしていただけると
日常の慌しさが嘘のように吹き飛んでしまうこと請け合いです。