当館では今やご宿泊予約の半数近くを
インターネット予約で占めるようになっており
文字通りパソコンは『生命線』となっております。
その女房役として
また、実際のご予約の管理をするために欠かせないのが
プリンター。
3年ほど前に購入したものですが
昨日突如故障してしまい、修理依頼をしたところ
全治1週間とのこと。
流石に不便なので事務所内にあるほかの2台で代用しようとしたところ
いずれもここ最近のもので
同じく3年ほど前に用立てたCPUとの相性が悪いのか
うまく連動してくれません。
困り果てていたところ
バーテンダーのLOVELY君が
「ウチにいらないプリンターあるけど。。。」
藁をもすがる思いで持ってきてもらったものを見ると
埃もしっかりかぶっていて、まことに“いらないプリンター”然。
その時点で確実に諦めてしまっていたのですが
意外や意外。
それまでのイマドキプリンター君たちが
CD-ロムを入れたり、何だかダウンロードしたりして
七面倒臭い工程を要求した挙句
「ごめんなさい」だったのが
この旧式君は配線を繋げただけで『即OK!』
何だか申し訳なく恥ずかしい気分になりながらも
ホッと胸を撫で下ろすことが出来ました。
聞けば3年前購入のプリンターも既に廃盤となっており
部品の取り寄せに時間がかかるからとのこと。
ここ最近の電子製品は性能こそ抜群に向上したのでしょうが
矢継ぎ早のモデルチェンジや壊れやすさで
かえって使い勝手が悪くなったような気がします。
こんなことをしてまで成長と拡大をしなくてはいけないのだとしたら
やはり『自然体』ではない思いにかられてしまいます。
画像や誌面に溢れる今の世の中の混迷は
金融のみならず、産業活動全般における
歪んだ地殻の揺り戻しによる“地震”なんだろうなあ
と思ってしまいます。