当館から歩いて2分。
いわゆる普通の(飛騨らしい)住宅街の片隅にあった
一軒の『駄菓子屋』さん。
一月末をもって、その40年近い歴史を閉じられたそうです。
お婆ちゃん店主が御年80近い齢になられての
『円満閉店』ではございますが、やはりどことなく寂しい気がします。
私自身は余りお世話になった記憶がないのですが
ウチの平成娘達は
どこからか湧いてくる軍資金を握り締めては
時折“駄菓子”を買ってきていたようです。
10円や30円といったものから高くても200円くらいの
商品ラインナップだそうで
ある意味、子供たちにとっては
実体の貨幣経済社会との最初の接点であり
子供社会のウオルマートであり
社交の場でもあったようです。
現在の高規格な商品管理基準にはそぐわない部分も
やや見受けられることもあったようですが
その“大らかさ?”も昭和的な感じで
どことなく懐かしく思えていたのでしょうか。
これから娘達は川向こうの別の駄菓子屋さんへ行くようになるのか?
いやいや、おそらくは年齢と共に
いかにも平成らしいショッピングセンターへと行くことになってしまうのでしょう。