当館は昨年6月に国有形文化財として3棟の建物を登録していただきましたが
意外と『文化財の宿』なるものは世の中に存在するようです。
閑を持て余して
文化庁さんのリストを検索しておりましたら
確認できただけでも68軒の“現役”の宿が登録されていました。
有名なところですと
京都 俵屋さん
目黒 雅叙園さん
箱根 富士屋ホテルさん
日光 金谷ホテルさん
修善寺 落合楼さん
などなど。
まだまだありました。
有名、高級どころ以外にも地元にドッかと根を下ろし
民宿やビジネスのお客様を受け入れていらっしゃるような感じのところも
沢山あるようです。
しかしながら一方
開発の波や廃業の末路として
みすみす“跡地”となってしまった施設も少なからずあることも判明してしまいました。
都心を中心に『土地の最大限有効利用』という名目で
多くの風情ある建物が寿命を終える中で
その非効率で無駄のある部分をウリに出来る数少ない業態として
その一翼を担えれば。。。とツラツラ思うのでした。