秋の文化産業フェスティバルが29日から3日間
飛騨世界文化センターで開催されます。
今回の目玉は飛騨の家具のオークション。
お気に入りのものが びっくりするような値段で購入できるかもしれません。
また好例の家具のアウトレット市では
ダイニングテーブルに食器棚、ソファーなどなど 見て回るだけでも楽しみいっぱいです。
私の注目は「Re-mix Japanの凱旋展」。
Re-mix Japanとは「日本の美意識・調和のある暮らし」をコンセプトに
産地や企業単位で商品開発するという通常のやり方ではなく、
既存の枠組みを取り払って
家具、陶器、繊維、照明、春慶塗の異業種5社で
一つのブランド開発を目指す取り組みです。
都心のライフスタイルショップやコンセプトショップのように、
オーナーの好みで品揃えするようなイメージで
ブランドのテイストを統一しています。
中でも飛騨春慶塗を採り入れたコーディネートは斬新でとても印象的。
飛騨春慶塗は、江戸時代にはじまったもので、
茶人の金森重近によって主に茶道具として京都に紹介され、
その後全国的に知られるようになりました。
特徴的なのは、下地の木肌が透けて見える「透かし漆」という技術。
木を鉈(なた)で打ち割ったときの美しい木目を生かした
重箱や食器類はもちろんのこと、
サイドボードの扉や照明スタンド、
紙の布のシェード・コーヒーカップの陶器にも
飛騨春慶塗の技法を採り入れています。
岐阜県の5大産品である
岐阜の繊維、美濃和紙、美濃焼陶磁器、飛騨春慶塗、
そして飛騨の家具の有志5社が集まって
形づくられたブランドが この「Re-mix Japan」です。
こだわりの『日本の美』をご覧下さい。