蕎麦の名産地 飛騨荘川で
蕎麦の実の『寒ざらし』作業が始まりました。
蕎麦の実を寒風にさらすことにより
味に深みが増すのではないかと考えられ
試験的に2年前から行われているそうです。
厳しい自然である冬も 時には
思わぬ恩恵を与えてくれるものです。
『寒ざらし』といってまず思いつくものに
友禅などの染物。
冷たい水でさらしたものは発色もよく 女性達を魅了します。
小千谷縮もしかり。
雪の上にさらした布は 雪が解けるときに発声するイオンにより
より白さを増すといわれています。
そして 寒造りのお酒や吉野葛、
その美味しさは 厳しい寒さがあってこそのものですよね。
さて、飛騨荘川では 晩秋に収穫された清見産の蕎麦の実を
谷の冷たい水に1月漬け込み
その後3ヶ月ほど寒風にさらし 乾燥させます。
この『寒さらし蕎麦』は
荘川の各店舗で6月から売り出されるそうです。
名物となるかどうか ぜひご賞味いただければと思います。