最近、紙面や画面を眺めていて
地球温暖化やCO2削減、カーボンオフセットなどという言葉が
“お題目“ではなくて“地に足がついてきた“感が出てきました。
以前は私達サービス業ような 日常ではなく非日常を演出する場所では
表立ってやると「けち」「みみっちい」
などと云われるのではないかと思っておりましたが
今ではそんな言葉を気にすることもなく エコ活動に協力ができます。
特に岐阜県は「都市と森とをつなぐ交流モデル」を構築しており
音楽家の坂本龍一さんが主宰する森林保全団体「モア・トゥリーズ」と組んで
色々な活動をしています。
国内で10か所目になるという新たな森づくりが
東白川村、旧加子母村(現 中津川市加子母)で始まっています。
「お茶とヒノキと清流の里」として知られる東白川村は標高1,000m前後の山に囲まれ、
東濃ヒノキと、白川茶の栽培が盛んなところです。
とくに長野県との県境近くの国有林にある「神宮備林」は、
伊勢神宮の式年遷宮に使用される木材を供給しており、
樹齢数百年のヒノキが林立しているそうです。
また明治維新後の廃仏毀釈の影響により、
村内に寺院が存在しないことや、
全国でも有数のツチノコの目撃証言が伝わる地域でもあるんですね。
こんな土地に興味を示してくれた「モア・トゥリーズ」さんは
ヒノキの精油を活用したマッサージオイルなどのコスメグッズを
「モア・トゥリーズ オーガニック」として間もなく発売されるほか
東濃ヒノキを高級材としてパリへ輸出、
さらに東濃地区のチップ材を活用した紙「モア・トゥリーズ ペーパー」を
企業などに販売するという取り組みがすでに行われています。
岐阜県は土地の82%を森林が占めています。
自然を守ることが人間の経済活動にプラスになるという
「モア・トゥリーズ」のコンセプトが全世界に広がっていくことで
岐阜県の素晴らしさも合わせて広がっていけば。。。などと思っています。