半年間の罪(つみ)や穢(けがれ)を払いさり
無病息災を願う日本人の心が集う日。
6月30日は夏越しの儀式、
飛騨では高山市にある桜山八幡宮で行われます。
浅芽(あさじ)で作った輪をくぐって詣でれば
疫病を免れるといわれ 大宝律令(701年)からの
行事と言われています。
茅の輪くぐりは 心の穢れをとるためにはもちろんなのですが、
古来は「体の汚れをとる」という意味でも、
茅の輪くぐりが行われていたそうです。
これがはじまった当時は まだ、
毎日衣服を洗濯する、という習慣がなく
本格的な夏に向けて雑菌などが増える6月末に、
この茅の輪くぐりという儀式を行うと同時に、
衣服を新しいものに替えていた、という説もあるそうです。
毎日の洗濯が当たり前になった、昨今では、
茅の輪くぐり = 心の穢れを取り除く
ということになったようです。
6月30日 茅の輪をくぐるという、
普段はできない体験ができます。
ぜひこの機会に桜山八幡宮にお参り下さい。