古川祭りに併せて館内の室礼も祭りバージョンに模様替えしました。
桜の蕾も膨らみかけ ちょうど19日、20日頃には満開になりそうです。
さて 古川祭りといえば
何といっても夜に催行されます『起し太鼓』が取りあげられますが
絢爛豪華に引きそろう屋台や 町を巡幸する「神輿行列』も見所の一つです。
総勢数百名におよぶ祭行列は、闘鶏楽や裃姿の警固など
伝統の装束を身にまとい、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され祭地域をまわります。
その中でも 一番人数が多く 重々しい厳粛な立ち姿で行列に加わるのが
警固役といわれる黒紋付裃姿の男衆です。
よく見ていただくとわかるのですが それぞれの家紋がついており、
何とほとんどの皆さんが自前の着物なのです。
飛騨では社会人になると 色々な町内の行事に参加をします。
行事によっては正装での出席を伴うこともあるため
成人式、あるいは結婚を節目に 黒紋付をあつらえることが多いようです。
ちなみに 裃に欠かせない おしゃれ小物は印籠と杖。
さすがに杖はかなりのご年配の方しかお持ちになりませんが
チラッと見える印籠も楽しみの一つです。