玄関の雪囲い完成と機を一にして
当館ぐるりの雪吊り雪囲いも積雪の時期前に無事終了しました。
プロの庭師さんに頼むのではなく
自前で行うのですが、また関わる人たちも専業でやれるわけではないので
着物姿で玄関番をしながら はたまた八ツ三農園の仕事をしながら
時として数日も間を空けてのようやくの完成です。
年々暖かいとはいえ、やはり身を切る寒さのする飛騨。
そんな環境での作業を黙々と陣頭指揮していただいた忠さんと船場さん。
とてもとても矍鑠とされています。
忠さんは調理場の仕事から裏方まで何でもこなすスペシャリストとして
船場さんは大工として腕をふるっていたので 館内を隈なく修繕修理。
仕事は几帳面で頭が下がりっぱなしです。
漬物のつけ方やお正月に飾る榊のある場所などなど
気に応じてのあらゆることに対しての対処を
こんな緩やかにたおやかにスローライフを意識することなく
こなしていらっしゃいます。
ごくごく自然に過ごされている先人達のどこまでを
これからの私たちは見倣っていくことができるのでしょうか
追伸。。。以前によく読んでいた梨木香歩の本を久しぶりに本棚で見つけました。
「ぐるりのこと」またよんでみようかな。。。