去る11日と12日の2日間、当館にて
『雪月花と桜』と題し、高山の三木呉服店さんが展示会をされました。
昨年より、色々な方とのご縁とご協力をいただき、色々な催しを行ってまいりました。
地元の“カリスマ”ニット作家のたけもとさん、
京都の錦織物の龍村光峰さんの作品展、
また、中国琵琶奏者のTINGTINGのライブ。。。。
今回は『着物』。
私の中での展示会のイメージとはかなりかけ離れた会場の室礼で
まるで桜の花見を楽しむように何枚もの着物や帯が展示されていました。
ご来客の方は、まず“寄り付き”に通され
京都三名水のひとつ、梨の木神社の『染の井』を竹筒でいただきます。
願い事をしながら飲むと適う、と云われているそうですが
どこか、昨今ブームの恵方巻き的な香り?がしてまいります。。
その後、桜の形のお餅をひとつづつ炭火で焼き
ぜんざいの中に入れていただきます。
こちらは焼いたもの(厄)を入れる(落とす)と云う、縁起担ぎです。
展示会場では、桜づくしの着物を拝見した後
生年月日の占い短冊(たんざく)をいただきます。
特に信心(迷信?)深い私は
自分の分と主人の分をじっくり見比べ、少しばかりの溜め息をつきつつ
今後の傾向と対策を練るのでありました。
最後は当館でご用意させていただいた『ひな膳』をお召し上がりいただき
取りとめも無い、女性特有の着物談義に花を咲かせていただくのでした。