昨日はこの時期毎年恒例(もう8年くらいになります)の
謡曲交流会
が当館にて開催されました。
ここ古川でも古川謡曲連合会というのがあり
会員数60名程度で秋に発表会をされていますが
昨日の会は
観世流の古川の有志の会3つとお隣高山の会1つが
お互いの研鑽の場として催されています。
例年15~20名程度の集まりです。
今回の番組は
『二人静』
『松風』
『弱法師』
『蝉丸』
そして千秋楽を兼ねての
『猩々』
昨日はお茶の世界でいうところの
“茶歌舞伎”のような趣向を一部取り入れられたようでした。
大きく云えば同じ観世流という流派にあっても
それぞれが異なる先生方の教えを請うているわけで
素人目にはわからないながらも
異なる教室間の方同士で役の『掛け合い』をするのが大変難しく
勉強になったとのことでした。
観世宗家25世より直々に免状を貰われたという
御年88歳の上牧先生を筆頭に最年少38歳(主人ですが)まで
年の差50の集会。
実際のお年を伺うと
揃って10年以上は若々しく見える方達ばかり。
主人の先生である観世流名誉師範の森田先生曰く
『謡曲十五徳』
というのがあるらしく
それが元気の秘訣?とか。。。
生きがいとしての趣味を持ち、その趣味でしっかりと声を張る。
その後の懇親会の席での酒量を拝見していても
その“徳”の深さがしみじみと感じられました。