先週の頭より夜の8時前頃になると
笛や太鼓、そして時折甲高い掛け声が
まだまだ肌寒い冷気とともに微かに流れてきます。
当館から直線距離にして約300mの公民館での
『祭り』の練習です。
11町内ある中で
唯一ご神体を預かる“神楽”組のこの町内では
4月19日20日の本番に向けて
一月も前から毎晩稽古がなされています。
“奏楽部(そうがくぶ)”と呼ばれるこの組織は
今までは社会人のみでの構成でしたが
今期からは次の世代の掘り起こしと育成の為に
中学生もオブザーブ参加するようにしたとのこと。
当地も辺境の地にありがちな
“更なる少子高齢化”が進行中ですが
その対応策としてのこういった取り組みが
対処療法のみならず、より前向きな良果をもたらすものと信じつつ
「ああ、もうすぐ祭りなんだ!」
と飛騨のDNAがうずいております。