飛騨の節分模様

当地でも
冬の最大イベント『三寺参り』が終わり
気分は一気に『節分祭』へ。

各神社さんで、いわゆる“鬼やらい”と呼ばれるような
お祓いが行われるのが一般的ですが
雪に降り込められて退屈する時期だからなのか
“旦那衆文化”が根強く守られているお隣の高山では
粋な行事も行われております。

当館より更に創業遡ること倍近く
300年近い歴史をお持ちの 料亭“洲さき”さん では
節分会といって
旦那衆の中から毎年順繰りで当番を決め
2ヶ月も前からプロ顔負けの稽古を積み、衣裳を着け
本格的な小道具を用意して『寸劇』を演じ
それを肴に宴を催すという
風流をずっと続けていらっしゃいます。

当地当館ではそこまでの風雅はございませんが
館内のあちらこちらには
新旧様々な室礼をさせていただいております。

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中には、鬼とは云え愛嬌を感じさせるものも多く
「福は内。鬼も内。」
と思わず言いたくなってしまいます。
(古来は、そのように言っていたという伝承も聞いたことがあります)

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