名前だけ聞くと最近流行?の
新手の政策集団、かと思いきや。。。
飛騨市の宮川という地区での行事。
ここは僅か千人足らずのエリアで高校以上は勿論域外にしかなく
小中学校も同一敷地にこじんまりとあり、生徒の数も数えるほど。
そんな中にあって、というかそんな『FACE TO FACE』な場所だからこそ
日本人が連綿と培ってきたコミュニティ意識をはじめとする
古き良き風土と習慣が色濃く残っています。
今朝の地元紙にも紹介してありましたが
宮川中学校では、昔の『元服』頃にあたる2年生の時分に
“立志の会”
という決意表明会のようなものが催されます。
親兄弟家族は勿論、ご近所、地域の方々が聴衆となる中での
これからの夢や心構え、そして感謝の念などを思い思いに述べるのです。
直近の高校はこの飛騨古川の地になるため
私の同級生にも宮川出身の子がおりました。
その頃はこの辺り古川も
“地域社会”という概念が血肉として機能していたので
然程違いは感じていませんでしたが
今の子供たちを見ていると、やはり違う気がしてきます。
小さいうちから
家族以外の人にも時には厳しく、時には温かく見守られ
そして15歳にして自分の思うことを臆することなく申し述べる環境に育つ。
きっとこんな素敵な“根っこ”があれば
将来るつぼのような環境にたたされることがあっても
どこかで踏ん張りが利き、道を踏み外すことはないのではないか、、、
と期待と羨望をもって思うのでした。