一鉢の香もしみとおるような秋です

日に日に紅葉も深まりを見せ 街の装いもすっかり晩秋へと移ろってまいりました。

町並みを歩くと 夏には朝顔だった玄関の花が
いつしか菊に変わり 丹精込めて作られた花が今がさかりとばかりに
咲き誇っています。

「ひと手間かければ一に咲き 千手かければ千に咲く」と言われるほど
菊は手をかければかけただけの花をさかせます。

もともと菊は不老長寿の霊花として中国から渡来したものですが
その気品のある美しさは日本人の心のすみずみにまで浸透しています。

当館も今月の玄関飾りは菊づくしにしてみました.