雪降って人華やぐ

クリスマスイブに遅れること二日。

折角お越しの皆様に
ホワイトクリスマスをお楽しみいただけなかったのは残念ですが
この二日間の降雪積雪は飛騨人にとっては
嬉し恥ずかし、ならぬ“嬉し重たし”。

当館ではこの二日はフロントチーフの古田君が
朝7時頃よりペローダと云われる重機で
館の周りの雪掻きを3時間ほどかけて行っていますし
各家々でも思い思い(重い重い?)に通りをよくしております。

基本的には経済価値のない労働作業なのかもしれません。

とはいえ
やはりあるべき時期にあるべきモノがある、ということは
DNA的安心感。
そして年末年始を前に冷や冷やされていたスキー場さんにとっては
冬場は仕事のない建設業の皆様にとっても除雪の業務委託が執行され

こと飛騨古川に関しては
報恩講を起源とする二百年以上の行事
【1月15日】の“三寺参り”の舞台装置としても雪は欠かせません。

確か5年程前にその時期全く無く
苦肉の策として
奥地よりダンプ数台で搬入し雪の絨毯を敷いていたことが
思い起こされます。

DSC01683.JPG

これだけ降れば今回は万全です。
そういえば少雪で雰囲気に欠けるのを危惧されたのか
通常は1年はお待ちいただかなくてはならないのですが
珍しくキャンセルが数部屋出ております。

来年の1月15日は木曜日の平日ですが
ここ百年で『縁結び』の行事としても定着した三寺参り。

和蝋燭と雪像蝋燭の灯りが織り成す夜のお参り。
りでお楽しみになっては如何でしょうか。

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