飛騨の郷土料理に欠かせない脇役といえば
“朴の木の葉”=“朴葉(ほおば)”
この朴葉は青々とした若葉から茶色に変色し落葉するまで
随所に使われます。
飛騨郷土料理の横綱『朴葉味噌』は云うまでもありませんが
今日は別のもののご紹介。
新緑眩しい5月から6月にかけては
“朴葉寿司”
まだ生まれたての柔らかい新葉で
御飯と具を交ぜた“混ぜ寿司”を包みます。
そしてお盆の頃には
“朴葉もち”
家々では仏さまへのお供え物として
餅をつき、大きく育った葉に包みます。
高温になる初夏から秋にかけては餅が乾燥しやすくカビも生えやすいので
その防止策としても有効な昔の知恵です。
それ以上の効用としては、その香り。
葉をつけたまま焼く朴葉餅などは
何とも云えない芳しい香りで
食欲をそそってくれます。
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陣屋前と宮川沿いの二箇所に広がる高山の朝市。
“企業”がテントを出したようなところもあって玉石混合ですが、朴葉餅を売っていらっしゃるようなところは、“おばちゃん”の手作り間違いなし!ですね。 本来は中身なしが「正統派」なのですが、最近では色々なバリエーションがあるようです。