弊館から1時間弱のところにある乗鞍スカイラインの除雪作業が始まりました。
5月15日の開通を目指して
標高1430mの入り口から2702mの畳平駐車場まで上がっていきます。
入り口付近の積雪は1m 上って行くに従い 雪の壁が高くなり
開通まもなくは雪の壁のスカイラインをお楽しみいただけます。
乗鞍岳は3000m級の山々が連なる中で、
23の峰、7つの湖、8の平原があり、壮大な自然を堪能できます。
乗鞍岳は今から約3億年前にできたといわれておりますが
現在の乗鞍岳の形が出来たのは約100万年前。
火山活動によるもので北から次々に噴火し、
現在の亀ヶ池を噴火口に恵比寿岳ができ、
不消ヶ池を火山口として摩利支天岳ができ、
最後に権現池を火山口として噴火し、
剣ヶ峰などが外輪山としてでてきたそうです。
もっとも新しい噴火は明和2年(1765年)。
西麓の一部が爆発したとの記録がありますが、
それ以降は休火山の状態となっています。
さて 乗鞍岳の魅力は何といっても槍ヶ岳、穂高連峰などの雲上の大パノラマ、
そして可憐な高山植物たち。
高山植物は花を咲かせるのに、
早いもので5年、遅いものだと20年近くかかります。
厳しい気候に耐えて生き残ったものだけが花を咲かせますが、
花の期間は本当に短いのです。
初夏には、白、黄、ピンクなど色とりどりの花をぜひお楽しみ下さい。
飛騨路もいよいよ春です。