今日は当館に増島保育園の園児達に 館内を開放し
お雛様めぐりをしていただきました。
午前11:00チェックアウトが終わりほっと一息ついた頃
元気でかわいい子供達が総勢40人。
久しぶりに小さな子供達に囲まれ ちょっと照れくささを感じながら
ぐるりと館内を案内。
お越しいただいたお客様の中には
感じられた方もいらっしゃると思いますが
館内はちょっとした迷路のよう。
子供達はどうも雛様より
初めて入ったこの古い建物に興味を示していたようでした。
引率してくださった先生方は もっとじっくりと
新旧のお雛様たちを見たかったようですが
子供達ときたら『次はどこ!?』『次はどっち!?』と
あっという間に館内を一周。
それでも 目をキラキラさせながら
『かわいい』『きれい~』と歓声を上げたり
『これって何?』『こんな人形見たことない』などと
興味を持ってもらえたり
この機会を作ってよかったと 心から思いました。
飛騨では十分に四季を感じたり、
こういった年中行事などもあちらこちらで催されますが、
だんだんと 忘れ去られていく行事もあり 淋しく思うことがあります。
旅は 人の心和ませるだけではなく
その土地の歴史を感じたり
先人の心と触れ合うことも多いように思います。
私どものような古い旅館が
こういった季節の移ろいや行事を伝えていくことも
指名のように感じてなりません。
また何かのときに今日のような機会を作り
未来を生きる子供達に
日本人が大切に守り続けてきたものを
たくさん伝えていきたいと 改めて思う一日でした。