魔よけの霊樹

以前にもお話しましたが 
飛騨の雛祭りは一月遅れの 4月3日です。

地元のスーパーにはようやく 雛あられや菱餅が並び始めました。

当館の雛様たちのお顔をよく拝見すると
すましたお顔や ちょっと愛嬌のあるお顔、ふくよかなお顔だったり
瓜実顔だったり 何度繰り返し見てもあきがきません。
 
雛祭りを桃の節供といいますが 何故だかご存知ですか?

桃は古くから魔よけの呪力があるとされ
桃の木で作った弓や彫刻した人形を門戸に立てたり
桃の棒を帯にさしたり 護符としての役目もあったそうです。

なぜ桃が魔よけになるのか…
桃の実が女性を思わせるからだとか
『兆』という字にしたがい 多産の象徴だからだとか
はたまた 特有の薬味が魔よけの力を持つからだ 
なんていう言い伝えもあるようです。

東北では福島県桑折市の『こおり桃源郷の桃』の花が有名です。

東北の皆様が一日も早く元気になられるよう、
希望の花を咲かせてほしいと祈っています。

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