先日からの春を待ちわびるコピーから
春が来たことをお知らせする文言へと書き換えられました。
当館のHPは写真がとても綺麗で 雰囲気を楽しんでいただくようなデザインになっていますが
旅好きの方なら おそらくご存知の
“タビエル”さんに作っていただいております。
機械オンチの私としましては 何から何までおんぶに抱っこで
一言一句の変更とて自分では適わず
いつも早めに依頼をし季節を先取りしているつもりなのですが
今月に限っては いつになく変更されない。。。
メールが届いていないかもしれないと思い
再度依頼したところ 宮城県仙台から返信メールが届きました。
実は“タビエル”さんのご両親は仙台にお住まいで
ご自身も小学校まで過ごしていたとのこと。
今回の震災にボランティアとして活動の只中でした。
現地での活動はきれいごとでは動けない、
現地へ出向いたものだけが本当の意味のボランティアを語れると
常々思っています。
災害があるたびに役に立ちたいという気持ちがありながら、
実際には一歩を踏み出せないでいる。
自分が動かなくても誰かが・・・などという気持ちも見え隠れする。
タビエルさんも
最初はご両親の無事の確認と
幾許かの支援物資を届けるだけのつもりで行かれたそうですが
現地の悲惨な有様を目の当たりにして
自らの仕事を一時中断してでも
お手伝いすることを即決したそうです。
そんな話を伺って
トップページの更新などに拘っていた自分自身が
少し恥ずかしくなりました。
飛騨は“三春”といいまして、梅・桃・桜が一斉に咲き乱れる
4月中旬からが春本番となります。
今、その被害を最小限に抑えようと努力されている原発から
やや離れた所に、三春町というところがあるそうです。
きっと名前の由来も、そういったことに関係しているのでは
ないかと思ったりするのですが
風評被害で援助物資も届かないという記事を見ました。
きっと町名になるほど
春をはじめとする自然豊かな町なんだと思います。
地元の方たちが、待ちわびた春をヒバリの声と戯れながら
のんびりと空を見上げられる日が
早く来ることを願って止みません。