恋愛小説の名手として知られる高樹のぶ子さんが、
ここ飛騨古川を舞台に『飛水』という小説を書かれました。
およそ40年前の実際にあったバス転落事故を題材にした
美しい愛と命の物語です。
実際に当館にも取材にいらっしゃったことを覚えていますが
残念ながらご本人ということは誰も気が付かず
失礼をしてしまったことと思います。
「40年前の白川のバス事故の現場へ行ってみたいのですが。。。」
担当の接客係りは20代、何のことか 何処のことか分からず
すぐに私のところに聞きに来ました。
この小説『飛水』のもととなった40年前のバス事故は
観光バス15台のうち、2台のバスが、
集中豪雨に伴う土砂崩れに巻き込まれ、
増水していた飛騨川に転落し、
乗員・乗客107名のうち104名が亡くなった
日本のバス事故史上における大事故だったそうです。
唯一 当時を知っている女将さんは
偶然にもこの事故の翌日 ちょうどこの道をとおり
車窓から花束を投げたことや
当時の飛騨川の様子など
取材にいらっしゃった高城さん、講談社の担当の方に話をしました。
あるインタビュー記事で高城さんは
小説を書くに当たっての材料集めに関して
「調べるのは実は簡単で、その場所で何を感じるかが大切。
今回は最初の取材旅行で構想が固まり、
気持ちよく、迷いなく書けました。
取材で訪れた飛騨古川は、
水が雲、雨、川、海と循環していることを感じられる
日本らしい美しさを持った場所でした。
この美しい水の循環は、豪雨によるバス転落事故のような
悲劇も生んでしまうものでもあるのです」
と応えていらっしゃいます。
実はこの小説、読み進めると
話の中で存在する旅館『桔梗屋』は
まさに当館そのものなんです。
「あぁ野麦峠」の話に始まり 初代が八尾出身の者だとか、
館内の畳敷きの廊下のことや お風呂の風情、
窓からの景色などなど 事細かに描写され
大切なシーンに使っていただき 本当にびっくりしました。
そこで
この『飛水』書き下ろしに便乗し
高樹のぶ子【飛水】書き下ろし記念セール♪【平日限定】プランをつくりました。
記念セールといたしまして
なんと!最大2500OFFでご宿泊いただけます。
当館にご宿泊いただいて小説をお読みいただければ、
二倍お楽しみいただけることと思います。
世界で最も美しい愛と命の物語、ぜひお読み下さい。
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先日、宿泊させていただいた清水の妻です。
今週、三月二日水曜日の中日新聞の文化欄下段、
「読書かいわい」に『飛水』の書評が掲載されます。
宿泊前に書いた原稿なので、「八つ三」さんの記述はありませんが、御一読いただけましたら幸いです。
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清水かおり様
こんばんは。先日はご縁を賜わりまして 当館をご利用いただき誠にありがとうございました。
本日の掲載紙を早速拝読させていただきました。
時系列が混乱して よく分からないまま読みきったので
2回目は 十分に想像力を働かせながら熟読したいと思います。
またぜひお越しくださいませ。