春の申し子

早春の山の中、残雪を持ち上げるように

蕗の薹は芽を出します。

 

まだ春とは言えない飛騨の山にも 淡い黄色の姿を

ちらほら見つけることができます。

 

花弁のころは 細切りにして黒い水が出なくなるまで

灰汁を抜き 鰹節と生醤油をちょっとかけて おつまみに。

 

味噌に加えて 蕗味噌も定番ですね。

 

若いときはただ苦いだけの草というイメージの山菜も

いつごろからか この春の味の虜になっています。

 

まずは蕗の薹、春の雪解けとともに 摘み草の季節がやってきます。

 

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