概ね一月に一回程度模様替えしている当館の玄関も
夏休みの忙しさにかまけて
なかなか思うように段取りできず、はや8月下旬。
例年ならばお盆を待たずにと秋風が吹き
8月とはいえ場違いとなってしまいそうな感のする“うちわ”です。
が、今季は「夏」期間が後シフトしたようで
まだまだ許容範囲。。。ということで
蔵から今年まだ陽の目を見ていなかった古い団扇たちを
虫干しよろしく出してきました。
昔懐かしいデザインとともに
商店名などが入っているものも多くあり
一昔前は『販促グッズ』として一世を風靡していたことを物語っています。
昔はこの辺りでも
お中元代わりに呉服屋さんやお菓子屋さん、酒屋さんに飲食店。。。
とにかくありとあらゆる商売をしている店で団扇をつくり
ご来店のお客様に配ったものです。
当時はプラスチックなどという高価?なものは使えず
天然素材の竹が主流で貼られた紙も素朴な感じです。
中でも一番私にとって思い出深いモノは
布が張られた団扇。
これでよく、羽根つきをしたことが思い起こされます。