月遅れの『端午の節句』
の撤収も無事終わり
昨日は玄関はじめ館内各処の模様替えでした。
概ね月イチのペースで替えていくのですが
2月下旬から6月5日までは『祭り仕様』をはさみ
節句の室礼が続くため
ある種の“ルーティーンワーク”
蔵に眠っているお人形さんたちを大事に丁寧にお飾りすれば
何とか格好はつきます。
「6月は何になるの?」とお客様に聞かれると
「う~~んと 花 です。」
そう、実は大掛かりなイベントのない月は室礼に悩まされます。
七夕飾りには気が早すぎるし
いわんや、団扇(うちわ)や風鈴においておや。
梅雨時のイメージというと“傘”?ですが
私の修行先だった金沢では
室内で傘を広げているということは
『さっさとお帰り下さい』
という暗示でありましたので
皆様をお迎えする旅館としては、そんなことは出来ません。
そうなると、やはり自然の力をお借りして“花”しかない。。。。
これ系統の玄関飾りのときは
“端境期”“ネタ切れ”と思っていただいて構いませんが
やはり花は人を和ませてくれます。
そして山は、黄色から紫、そして白へと移り変わっていきます。