「夕食までもつかしら・・・・」
とポツリ。
山野草は“一日花”と呼ばれるほど
水あげが難しく、花屋さんの花のように長持ちしません。
案の定、夕食時には、また違う花が活けられていました。
これこそ『一期一会』。
今日 活けられた花
明日 出会う花
5月に入り館内には
やさしく可憐な山野草たちがお目見えしています。
冬の間はどうしても花屋さんに頼っていた装花も
山々に咲く、野草花をご覧いただける季節となりました。
館内の花を毎朝(早朝4時頃)摘みにいってくださるのは
“中村のおばちゃん”
山野草のスペシャリストです。
(主人も思い出したように、たま~に行っております)
中村さんの活けてくださる花々は
そのお人柄のように優しく繊細で
でも時には大胆に私たちを楽しませてくれます。
今日のご満悦は『山藤』。
冒頭の「もつかしら?」の主です。
いきるものの儚さを感じるとき
心穏やかな気持ちになりませんか。