“幻”の活用法

一昨日のブログでご紹介した
泡沫(うたかた)の『シアタールーム』。

活用法を色々考えているのですが
昨夜より
夕食前の“ウエイティング・バー”としての機能を図ってみました。

というのは、お客様の宿の中での過ごし方。。。。

当館も含めて、大体のお宿はブッフェ形式でもない限り
チェックインの際にご夕食時間を伺います。

しかしながら、時に“お客様”の立場で遊びに行くと
この“事前申告”していた夕食時間がかなり「縛り」になってくるのです。

特に私たちは、余り観光地を回ることもなく
チェックイン開始時間と同時くらいに“宿入り”して
ゆっくり寛ぎたい派、なので
“一応”は目算で夕食時間の希望をお伝えするのですが
特に初めてお邪魔するお宿さんだと
お風呂が思いの外快適だったり、まったり出来るスペースがあったり
散策路があったり、ちょっとしたおやつが置いてあったり、と
嬉しいサプライズがあったりするものです。

このサプライズのおかげや子供たちの去就、そしてお腹の虫のご機嫌で
“見込み依頼”していた時間を前後したいことがございます。

ですが、こういう仕事の性(さが)か
一度申し上げた時間を変更するのは申し訳ない
と思ってしまい
まだお腹が空いてないのに“夕食スタート!”なんてこともあります。

きっと、そう思っていらっしゃる方も
当館のお客様にもいらっしゃるのではないかと思い
前置きが長くなりましたが
その“緩衝材”となるようなウエイティング・バー構想が生まれたのです。

出来たてを召し上がっていただきたいので
スタッフとしても、大まかなスタート時間は把握させてはいただきたいのですが
さりとて時間丁度にお部屋へご連絡して
「お待ちしております」と申し上げるとお客様の気は急くもの。

「お食事を召し上がりになりたい時間に
 ウエイティング・バーで食前酒をお出ししますから」

という流れで余裕を持ってお過ごしいただきたい。。。。

とトライアルしてみました。

良かれ、と思ってのことで事前シュミレーションもしたのですが
やはり“リアルタイムの現場”では予期せぬことが起きてしまいます。

リレーションがうまくいかなくて
却ってご迷惑をおかけしたお客様もあったり。。。。

頭で考えることと、実際に行ってみるのとでは別物。
「言うは易し、行うは難し。」
実感と反省をさせられました。


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