業界的には新館?という位置づけで呼ばれる
当館の“観月楼”も
平成9年4月にオープンして以来
早いもので既に10年が経過しました。
「10年ひと昔」と申しますが
年月を重ねるとあちらこちらに傷みが目立ち始めました。
特に壁。
骨組みは鉄筋ですが、内装は天然木と入洛壁、という
数奇屋造りにしており
「生きた材料」を使用する功罪の可愛げな罪として
木材の斟酌による壁との隙間などが生じます。
このような状態に。
これまでも騙し騙し、気にはしながらも
何とか凌いでおりましたが、気分的にもう限界。
ようやく補修に踏み切ることに。
丁度、畳替えもする年回りなので
心機一転、清々しい気分でお客様をお迎えできそうです。