ふと疑問に思いました。
その名も四滴(してき)茶入。
普通、薄茶器は棗(なつめ:木製)のものが多く
時折陶器のものや“見立て”でギヤマン(ガラス)のものも見かけます。
そして陶器製のものは殆んどが濃茶入としての役目を負うことが多いのですが
上述の四滴は、聞くところによると“薄茶”用限定とか。。。
それも『四滴』と命名されるように
ご丁寧に“油滴”“水滴”“弦付”“手瓶”の4種がセットもの。
何故故に“薄茶器”界においてマイナーな存在であるはずの陶器が
4種類も束なって“セット扱い”されるのか?
古の強い影響力を持ったカリスマのどなたかが
すこぶる強い思い入れを持って“お好み”とされたせいで
今の今まで伝承されてきたのではないか?
と個人的に推察するばかりなのです。。。