伝統的暑夏対策

ここ5年くらいでしょうか。

この飛騨地方でも
最高気温が『猛暑日』に分類される35度以上になる日も散見されるようになったのは。。。

当館でも
蛍狩りの終焉を迎える7月下旬から玄関に『氷柱』をたてるようになりました。

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電気冷蔵庫が普及する前の“氷冷蔵庫”の如く。。。

ただ、対象体積が圧倒的に広いので
実際の室温低下効果はないのでしょうが
やはり“五感”は連携しているのですね。

皆さまも体感温度がグッと下がったような気がすると仰ってくださいます。

風鈴の澄んだ音色

気化熱としても奪ってくれる打ち水

見た目にも涼やかな簾戸(すど)や簾(すだれ)

夏花の清々しい微笑み

エアコンの温度設定をガムシャラに下げていては
それこそ“自然との対決”。

屈服させる(ことが出来ないのは現代科学でいやというほど実証されていますが)
のではなく、畏敬し、懐に飛び込んでいく
私たち日本人の先祖が培ってきた
“スピリット”と“スキル”を最大限踏襲したいものです。

そして、朝晩だけでも涼しくなる当地は恵まれていると感謝するばかりです。


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