子供達の通う小学校では総合学習で『古川の伝統を知る』をテーマに
古川に古くから伝わる『若松様』と古川民謡「ぜんぜのこ」を教えているそうです。
「若松様」は、飛騨地方で唄われている民謡で、
祝い事では必ずと言ってよいほど唄われる祝唄です。
地域ごとに違った、独自の節をつけて唄われるのが特徴的で、
呼ばれ方も「若松様」「めでた」「みなと」などそれぞれ違っています。
「若松様よ、枝も栄える葉も茂る」という歌詞を、ご詠歌調で全員で合唱しますので
初めての方は 何が始まったかと驚かれるそうです。
ちなみに酒の席では、「若松様」が披露されるまでは、
自席を離れてお酌に出てはいけないしきたりがあるので
しばしの間は もくもくとお料理を食べるといった様相となります。
「若松様」が終わると、続いて「ぜんぜのこ」が歌われます。
めでた めでたの 若松様よ
枝も栄える 葉も茂る
ツイタトテ ナントセズ
ゼンゼノコ コリャ マンマノコ
お囃子「ツイタトテ」は尽きてしまっても、
「ナントセズ」どうもない
「ゼンゼノコ」はお金、
「マンマノコ」とはご飯のことで、
貧乏してお金がなくなっても、お米が尽いてしまっても
何とか暮らしてゆける 生きてゆけるという人情深い土地柄を歌ったものです。
子供たちが 自分達の町の伝統文化を学ぶことは
とても大切で必要なことだと思うと同時に
以前は わざわざ教えなくても
様々な行事で自然に覚える仕組みがあったのだと
そして 今はその仕組みがなくなりつつあることを 淋しく思いました。
皆様も もし飛騨地方の宴席にご出席の機会がございましたら
この「めでた」にご執心くださいませ。
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めでた…テレビの『県民ショー』で見たことがあります。ぜんぜのこ…お金…そういえば銭に似てますね(笑)昨日、『ゼロの焦点』封切りでしたね早速見に行ってきました映画の重要な場面に『八ツ三』の文字がしっかりと出てました。広末凉子さん良かったです!雪は本物に見えました。さすがにプロですね。時代背景が昭和30年代の映画なので観客もちょっと年配の人が多かったようです。
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自分も今日見てきました^^;
あっ!このシーンは「八ッ三館」さんのここだ!がいっぱいでついそちらばかりに集中^^ストーリーにあまり身が入らなかったのが本音です。もう一回見に行こうかな^^;
荒城川に掛かる霞橋を走る車まで昭和30年代!!(あれはCG?実車?)
座布団ねこさんのおっしゃる様に細部まで手を抜かない流石プロの仕事でした。
パンフレットを見たら雪のシーンを撮るために韓国ロケまでされた様で、重厚な絵作りの苦労が偲ばれました。
尚、エンドロールにもしっかり「八ッ三」の文字が…