中世の城址を訪ねて

この辺りの小山にも出没する熊と
“冬眠前の行動”という意味では共通するのでしょうか。

段々と快活になりにくい季節を控え、其処此処をほっつき歩いております。

今回の目標地は“百足(むかで)城”。
二回目の城跡シリーズ?です。

ここは古川の市街地をバイパスする国道41号線沿いにあり
古川の大きな観光看板を掲げた待避所を覆うようにしてある小山です。
高低差は50m程度でしょうか。

急峻でなければ“丘”と呼んでも問題ない程度の存在感です。

その麓は、実は夫々の時期で
“野菖蒲”や“ツルニチニチソウ”“釣舟草”などが群生していて
時折お邪魔してはお裾分けをしていただいているよくよく見知った場所でもあります。

その麓の一角に遠慮がちに“百足城跡”と杭が打たれていたものの
そこからの獣道らしき道程が余りにも「道なき道」のようでしたので
今までは覗くことも躊躇われておりました。

ところが前回の“小島城”で気をよくしてしまい
今回改めて駆け上がってみることと相成りました。

いざ登ってみると裏面を道路工事で大きくえぐられていることもあり
腕白坊主達の格好の遊び場程度の広がりしかありませんでした。

おそらく物見の塔程度の出城だったのでしょう。

そんな丘でも登ってしまうと愛着が湧くというもので
ネットで調べてみると格好の資料がありました。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/4393/gihu/hidasihurukawa.htm

古川町内だけでも大小5箇所も城が築かれており
かつまたそれをここまで丹念に調べておられる機関、個人の方がいらっしゃる
ということにも今更ながら感心させられました。


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