万年青と書いて、”おもと”。
青々と茂る葉は 生命の象徴で
おめでたいものとして鉢植えや生け花に使われます
今から400年前、徳川家康が駿河から江戸に入る際に、
3本の万年青を大切に持って帰還したという故事あり、
一年中かわらぬ緑の葉を愛でて瑞草として、
家内安全を祈り 栽培したのが始まりだそうです。
年末に赤い実をつけた万年青を生けることは、
当館では習慣にさえなっているほどですが
流派によって 色々な生け方があり
組み合わせる葉は なんどやっても かなり複雑でパズルのようです。
今年最後のお花のお稽古はどうしてもはずせない用事があり
私はお休みしたのですが
接客係りの石田さん、下出さん、庶務の岡田さんが頑張ってくれました。
お正月には刃物を使わない方がいいんだとか。
だから前もって「おせち」を作ったり、
花を生けて新年の準備をするそうです。