日本人の文化や美への感性には
色で気持ちを表現したり
季節を感じたりすることがたくさんあります。
錦秋といえば 紅葉の色だったり
冬枯れといえば 葉が落ちた後の木々の茶色だったり・・・
ところで 色の名前はどうやって作られたものかご存知ですか?
少し色名の由来を調べてみました。
ねずみ色(動物) 桃色(植物) 茜色(自然現象)
紺色(染色) サーモンピンク(魚類)などなど
ほとんどの色名は 生活の中で作られています。
中でも日本人は植物と染が由来になっていることが多く
昔から花や植物を愛で 草木で染色をしていた
日本の文化がもとになっているようです。
赤=明るいを意味する『明かし』
黒=暗いを意味する『暗し』
など 状態を由来とするいろがあったり
藍色=藍染で染められた布の色
茶色=お茶の葉や茎で染められた布の色
など 染色が由来だったり。
調べるとたくさんの色名の由来があります。
最近 写真の加工などでよく使われる『セピア色』。
このセピアとはギリシャ語で『イカ』の意味で
この色の絵の具はイカ墨から作られたのだそうです。
まもなく12月に入るこの季節。
皆様もそれぞれの感性で 冬の色名 つけてみてください。