少しずつ少しずつ日が長くなり
和らいだ陽の光の中に 春の訪れを感じる季節となりました。
高山市宮村に鎮座する「水無神社」。
ここで毎年4月3日 「生き雛祭り」が行われます。
この祭りは 五穀豊穣と女性の幸福を祈願するもので
全国から大勢の見物客でにぎわいます。
その昔 飛騨地方は養蚕が盛んで
飛騨に伝わる伝統衣裳は飛騨産の繭で紡いだ糸によって
飛騨の職人の手で織られたものが多いそうです。
今日の9人の雛たちが身に纏う衣裳も
大勢の人々の手によって作られました。
今日は 小雪の降る寒い日となりましたが
見目麗しい雛たちが 飛騨の山里に遅い春を運んでくれたようです。