今年もこのかわいい可憐な花が咲き乱れています。
そうです、“どくだみ”です。
道端などでも多く見かけ、その独特の匂いのせいで嫌われたりもし
雑草扱いされる かわいそうなドクダミ
特に館内などに活けようものなら
「何でドクダミなんか」などと思われがちですが
当館では この時期、すっかり定番となりました。
八重の花 かわいいでしょ♪
もともと、ドクダミは薬草で
煎じて飲んだり、入浴剤として湯に入れたりします。
飲用の効能は
“便秘”“風邪”“耳鳴り”“胸の痛み”“のぼせ”“高血圧”などなど。。
入浴効果としては
“冷え性”“更年期障害”“腰痛”“アトピー”“ニキビ”などなどが挙げられ
漢方では『十薬』と呼ばれているそうです。
とは云え、何といってもあの強烈な香り~
虫も嫌って寄り付かないほどなので
決して飲みやすい薬とは申せませんが
良薬口に苦しといいますものね。
私が小さい頃は曾祖母がどくだみやら熊笹やら
よく煎じて飲んでいたことを思い出します。
煎じ薬を煎じていると特有の臭いが部屋中に立ちこめ
学校から帰ってくるとこのいや~な臭いにいい思い出がありません。
でも この「におい」というのは一種の揮発成分なので
生薬から出た有効成分もたっぷり含まれています。
「臭い」と思う人もあれば「いいにおい」と感じる方もいるかも(^^;)
曾祖母はよくこう申しておりました。
その煎じ薬が、症状に合っていれば「おいしい」とまでいかなくても、
そう飲みづらいものではない。。。のだそうです。
煎じ薬を始めてみようと思っていらっしゃる方
「におい」も捨てずに味わうことが より効果的ですよ。。。たぶん