ファーストトマトをご存知ですか?
愛知県が特産品として栽培している品種で、
伝統野菜のひとつです。
愛知県は古くから野菜づくりが盛んで、
この土地が温暖な気候と豊かな水や土に恵まれ、
今日での多くの野菜を全国に出荷しています。
今日ご紹介するファーストトマトは、
昭和13年に豊橋で初めて栽培されたそうです。
果実の先がとがったハート形をしていて
実の詰まりが良く、
果肉が多くてゼリー部分が少ないので程良い歯応えで、
一噛みすれば“ジュワッ”とトマトの旨味の果汁が
お口の中に飛び込んできます。
酸味と甘みのバランスがよくて、
最近感じられなくなってきた野菜独特の香りを強く感じることができる
懐かしいトマトでもあります。
ファーストトマトは、水を控えた栽培方法が難しい為に産地が少なく
収穫数が非常に少ない為に、希少価値が高い幻の超完熟トマトと言われ
市場にも殆ど出回ることがないそうです。
こんな貴重なトマトをさらに高糖度栽培で実を凝縮させ、
糖度を高める為に通常に比べて極力『水』を控えて栽培した
ファーストトマト『麗』という強力な品種も栽培されているそうです。
何と18玉入りで¥10000という超高級品。
何せこの「麗」の栽培者はたった5名しかいらっしゃらないとの事。
通常のトマトの糖度は平均6度ぐらいなのに対し、
この「麗」は9度以上という厳しい条件をクリアーした超完熟トマト、
「こんなトマト初めて・・・」そう思うこと間違いなしです。