お酒が欲しくなってきた~とコメントを頂いたので
子持ち鮎の塩焼きとともにいただくお酒といえば
やはり今だけの「ひやおろし」に限ります。
豊穣の秋にふさわしい、穏やかで落ち着いた香り、滑らかな口あたり、濃密なとろみが魅力のお酒です。
日本酒は、通常 貯蔵する前に1度、
さらに出荷直前に1度、火入れと言われる
加熱除菌を行ないますが
「ひやおろし」は、この2度目の「火入れ」をせずに
出荷するのが特徴。
熟成中に出てきたお酒本来の香りや、
馴染んだ味わいを加熱によって壊すことなく、
そのまま楽しむことができるとっておきのお酒なのです。
「ひやおろし」が出回るのは9、10、11月なのですが、
この3ヶ月の間でも、刻々と熟成の度合いを深めていくので、
同じお酒でも月を追うごとに味わいが深まっていくそうです。
食材で言えば 走り、旬、名残といったところでしょうか。
飛騨古川の両酒造ともに 先日発売されたばかりです。
ぜひお味わいください。